こんにちわ
今回は高校の修学旅行の話です。
目次
日本出発!!
私は高校生のときにオーストラリアへホームステイをしました。
英語に注力した学科に入学したため、夏休みの3週間を利用して長く実際の英語に触れ合うことができるという内容でした。
出発の2ヶ月前くらいだったと思います。
ホームステイ先のプロフィールが各生徒に配られました。
私は、父、母、長女、次男、次女の5人家族に選ばれ友達たちもそれぞれそのプロフィールを確認しいろんな想像を楽しんでいます。
オーストラリアでの家族との出会い
そして、時が過ぎオーストラリア出発の時になりました。
およそ6時間のフライトで現地に到着しある場所でホームステイ先の家族の人たちを待つ事になります。
名前が呼ばれた生徒はプロフィールの家族と一緒に家に向かいます。
そうこうしているうちに私も名前を呼ばれ、ホームステイ先の家族と対面し簡単な挨拶をした後に車に乗せられ家に行きます。
ここから、もう日本語が通用しません。
もう、英語しか通用しないんだなっと気を引き締めていました。
家に到着すると一軒家に庭があり、その庭にプレハブが一軒建っていました。
到着した当日は、私以外に別の人がホームステイをしていました。
その人は年は高校生だった私とほぼ同じくらいで、プレハブで生活をしているとのことです。
先にホームステイしている人は、数日後に帰るそうなのでその後にプレハブに移動するとのことでした。
初日はなんと長女の部屋を使って一日を過ごします。
緊張や不安もあって、食事を済ませた後はすぐに眠ってしまったと思います。
翌朝起きるとホームステイ先の母が朝ごはんの準備をしていました。
しかし、今後は自分で準備をするようにと教えられます。
「パンはオーブンで焼いてね。コーンフレークとミルクはここにあるから使ってね」
と、手振り身振りと英語で話していました。
これから、3週間毎朝コーンフレークとミルクだけ食べました(笑)
それも、家族はおらず一人で食べていた記憶があります。
夕食は、家族が一緒になりますがそれ以外は一緒にご飯を食べることはありませんでした。
どうも、他の友達と話を聞いていても違う雰囲気のホームステイだなっと感じていたところです。
決定的におかしいと確信したのは、休みの日の子どもの私に対する反応でした。
ホームステイ先での衝撃的な出来事
ホームステイ先には男の子がいたので庭でサッカーボールを蹴って遊んでいました。
遊んだ後にプレハブの私の部屋に来て、他の遊びをするのかと思いきやおもむろにお金を無心してきました。
この時期にはある程度会話ができたので相手の言っていることも理解できます。
赤:BOY 青:私
「ねぇ、お小遣いちょうだい。」
「えっ?!お金はあげられないよ。(こいつ何を言ってがってるんだ!)」
「どうして?他のホームステイの人たちはくれたよ?」
「僕はそんなにお金を持ってきていないんだ。ごめんね。」
「なんだ~そうか、ケチなんだね。」
「他のホームステイしてた人はみんなお金くれたよ!お前だけだよ!」
「そうなんだ、ごめんね」
このケチという言葉、selfishは、オーストラリアで唯一心に刻んだ言葉です。
今でも忘れません。
BOYが家に帰りプレハブに残った私は部屋を少し掃除しようとある棚を開けた時にぎっしりと観光地のパンフレットや学校の案内の冊子が入っていました。
どうやら、かなりの人数がこの家にホームステイをし少年はその度においしい思いをしていたのでしょう。
そう考えると、渡さなくて良かったと思います。
それにしても衝撃的でした。
さらに後で知ったのですが、この男の子は庭に犬の糞がたくさんあるのを知っていて私を走らせます。
寝る前に、やたら臭うなと思いいろいろ調べて、自分の靴の裏をみるとべったりと犬の糞がついていました(笑)
もちろん臭いの原因もこいつだったのです。
それから、庭でサッカーをするのは辞めました。
そして、別の日にこの糞の原因である犬の大事な骨のおもちゃを取れないところにぶん投げてやりました。
ワンちゃんすまない・・
しかし、君の糞の臭いで私の眠りはいつも浅く寝不足だったのだ。
このやりとりを、学校の友達に話すと大爆笑されてしまいます。
この日を境にホームステイ先の家族と関わりを減らしていったような気がします。
3週間のホームステイも終わりに・・
3週間あって土日が6回、ほとんどの生徒は家族とどこかへ出かけて、帰ってくるとたくさんの写真を見ながら思い出に浸っていたと思います。
私はというと、出かけたのは1回だけどこかの公園だったような気がします。
結構、車に乗っていて到着して小1時間散歩やボール遊びをした後に家に戻ったくらいです。
そして、3週間のホームステイは終わりを向かえ家族を迎えてお別れパーティが開かれます。
各テーブルには生徒とその家族が座り最後の晩餐が行われます。
私は、一応最後とのことでご飯の後に準備した手紙を書きそれを読みました。
家族も笑顔で聞いていましたが、実際はわかりません。
BOYの事件があり疑り深くなっています(笑)
さようならオーストラリア
パーティが終わり、家族が帰ると我々も飛行機に乗り日本に帰国します。
日本に帰り、バスで高速道路を走行し途中の休憩所で食べたラーメンがおいしかったことを覚えています。
引率の先生も
「どこでも食べられるラーメン食べておいしい、おいしいって言ってるの変だよな~。」
と笑って話していました。
そして、解散場所に到着すると日本の家族が迎えに来て、3週間ぶりの家に帰ることとなりました。
次の日は、始業式だと思い出して落ち込むのは家に帰ってカレンダーを見たときです。
私のホームステイの思い出、生の英語に触れ合う経験でした。
毎日、生の英語を聞いたおかげでヒアリングはとても成長したと思いますが、心に傷を残した体験でした(笑)
今では笑わせるネタの一つです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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