こんばんわ
最近、私の近所のスーパーの駐車場が工事をしていました。
と言っても、第二駐車場でほとんど利用者がいないので土地を遊ばせているだけのようでした。
なので新たな活用法を模索していたのでしょう。
4月頃から重機を投入し、アスファルトを剥がし、箱物が出来ているのでコインランドリーでも出来るのかな?と想像していました。
しかし、出来上がったものはコンビニ(セブンイレブン)です。
なぜここに?不思議で仕方ありません。
今日はそんな疑問について考えていきたいと思います。
今回の記事の内容
競合他社がひしめく群雄割拠の土地
今回私の近所に出来たコンビニの周辺にはスーパー、同業のセブンイレブン、ローソン、ドラッグストア2店舗、そして車で10分の所にイオンもある田舎にしては珍しくお店が集中している場所です。
私の市は10年前に合併しホームページで確認すると35000人の市民が住んでいますが、土地も広いため実際に店舗を利用する人口を考えれば数百人程度が対象と考えられます。
そんな中で始めるにはかなりの度胸がいると考えられます。
昨年12月にオープンしたドラッグストアはかなり苦戦しているようで商品陳列がどんどん寂しくなっています。
以前は最下段の牛乳は奥までぎっしり入っていたのに今では3列までしか補充されていません。
買い物によるといつも値引きされた食品が山のように積まれています。
いくら薬で利益を上げられるからと言ってもあれだけの食品数が値引きや廃棄になるようでは閉店は時間の問題でしょう。
新たなセブンイレブンに勝機はあるのか?
セブンイレブンの戦略は近くに出店して周辺のお客を囲い込む事です。
そして最近のトレンドである駐車場が大きく大型のトラックが何台も止まれる程の広さがあります。
というように、従来の戦術を活用するようです。
確かに道路も大きく立ち寄り易い場所です。
利用客が多いなら十分に勝機があるのですが、如何せん人口の過疎化が進む土地です。
オープン記念の時には物珍しさに人が集まると思いますが、セブンイレブンが既に近くにあるので目新しさもありません。
逆に少ないお客の取り合いで他の店舗と苦しい鬩ぎ合いが予想されます。
私が居た10年以上前の当時に比べ酒店、雑貨店、床屋などの個人経営の店舗の多くは姿を消しています。
そういう点では、何でもある店でそこそこ稼げるコンビニは有利なのでしょう。
だからと言って、勝ち組になる事は不可能です。
既にあるセブンイレブンですが、ドリンク、雑誌、新商品は綺麗に陳列されています。
しかし、賞味期限の短い商品たちは明らかにセッティングしている量が少ないです。
お弁当、菓子パン、ホットスナックなどは棚一杯ではなく品切れ状態を回避する程度の量しか補充されていません。
田舎の新規出店は過酷
悲しいですが過疎の地域は生き残りに必死です。
しかしなぜ、コンビニなのだろうか。
周りを見ても飽和状態と言えます。
さらに言えば他の店も徐々に苦しみ閉店に追い込まれています。
だからと言って、月極め駐車場にしても利用者は少ない、企業誘致を推進しても誰も来ない。
だけど土地を遊ばせるとお金だけが掛かる。
所有者はジレンマだと思います。
もう手放すしかないのか、それとも一発逆転の方法があるのだろうか。
活用方法が本当に難しいと思います。
最後に
新しいお店が誕生すれば雇用も生まれ、町も活性化するので良い事です。
特に昔あったお店のほとんどがシャッターを締めたり、跡形も無くなって更地になったり、看板だけが残っていたりと寂しい姿に変わってきています。
私には商売をする才覚も資金もありません。
なのでこの出店は勇気ある行動だと思います。
しかし、この片田舎でのコンビニ戦略がどうしても上手く行くのか不安になる部分があります。
また変化があれば報告したいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。