こんばんわ
今日は今週のお題にあった”忘れたい事”について書いていきます。
人間生きていれば忘れたい事は1つや2つあるものです。
自分がやった事は反省し、次に活かせますが相手にしてもらった事は中々忘れられません。
この記事を書いて私は卑しい人間だなって思いました。
今回の記事の内容
片思いだった女の子
忘れられない出来事は私が小学生時代の話です。
小学生になって学校に慣れてくると好きな女の子も出てきます。
私にも恋焦がれる人がいました。
その女の子は目鼻パッチリで人気もある子でした。
その子は男女分け隔てなく話す子だったのですが私は率先して声を掛ける事は無く、ぼーっとしているフリをしてその子を見ていました。
そんな片思いが続きますが、小学生なので遊びの方が楽しかったのが幸いです。
友だちと遊んでいる時は忘れることが出来ました。
ついに私にも!?恋の予感!
そんな小学生時代に私にも転機が起こります。
お世話になった教育実習生の先生が学校を去る時が来たので、みんなでお金を出し合って花を買って送ろうという話になった時です。
そして、次の日に親に理由を話しお金をもらいました。
50円で良かったのですが、細かいのがないからと100円玉を貰いました。
残りはお小遣いにしていいよと言われ、さらに喜びます。
そして翌日学校に行ってお花代を100円で支払い、50円のお釣りをもらいます。
とそこへ私が片思いしている女の子が急に話し掛けてきました。
「〇〇君、私お金忘れて来ちゃったから貸してくれない?ごめんね。」と
ついに向こうから話しかけてきた~~~!と喜びも爆発していますが、私は平静を保ち
「いいよ!はい」と50円を渡しました。
母さん!!多めに渡してくれてありがとう!!!と心の中で叫んでいます(笑)
そして、彼女は満面の笑みで「○○君ありがとう!必ず返すから!」と走り去って行きました。
彼女の後姿を見ながら、余韻に浸る小学生の時の私・・・
これであの子と接点が出来たぞ!と考える単純な私・・・
授業もそっちのけで妄想が膨らみます。
これから一緒に帰ったり、遊んだりするかもなぁ~とニヤついていたかもしれません。
果たして純粋無垢な少年の恋はどうなるのか?
私の最初の恋物語 完結編
お金を貸してから1日が経過しましたが何の音沙汰もありません。
今日は忘れたんだろうとあまり深く考えませんでした。
さらに1週間が経過し、ついに卒業式まで過ぎてしまいました。
中学も同じだったのですが最後まで話す事すらなく過ごします。
高校からは別の学校なのでその子とは会う事はなくなりました。
そう、私の妄想は蜃気楼となり風と共に去って行きました。
わかってましたよ!一週間経っても何の音沙汰もないのだから、忘れているだろうってさ(涙)
たった50円です。
律儀に覚えてる方が珍しいんだろうなと思います。
だけど、あの子の満面の笑みで「ありがとう!必ず返すから!」に嘘はなかったと信じたい。
お金じゃないんだ!
俺は誠心誠意を尽くしたんだと(涙)
最後に
なぜだろう、50円玉を見るとあの子の幼少期の顔がポンと浮かんできます。
本当ならもう忘れたいです。
今なら50円の100倍の5000円札だって何枚も持っています。
なのにたった50円とその子の思い出が忘れられません。
結果は相手に忘失されたという悲しい記憶ですが、私の中に深く刻み込まれています。
そう、お金は借りた人は忘れても貸した方は忘れないという事です。
それが忘れられない原因なのでしょう。
もういいのに・・忘れようぜ!儚い初恋の記憶と共に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今週のお題「忘れたいこと」